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排水槽や浄水槽の循環水流発生装置、WFSとは?事例と導入効果をご紹介

「排水槽(ピルピット)臭が気になる」「悪臭の原因を予防したい」などでお困りではありませんか?
排水は1、2時間で汚泥が発生し、腐敗が始まるので、定期清掃では臭いが収まりません。
しかし、臭気は苦情やイメージの悪化に繋がるため、放っておくわけにもいきませんよね。
そこで、役に立つのが、循環水流発生装置WFSです。
「WFSは一般的な曝気装置と何が違うのか?」「WFSの特性は?」
そんな疑問のお答えすべく、WFSの導入事例やその効果と共におすすめする理由をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。

排水槽(ピルピット)臭?その原因とは

ピルピットとは、地下部分で発生した排水をポンプで汲み上げ、下水管に排除するまで、一時的に貯蔵する排水槽のこと。
ピルピット臭は、その貯蔵した汚水が排水槽内で腐敗し、硫化水素が発生することが原因で起こります。
硫化水素は公共下水に排出されるときに気体化し、雨水ますから周辺に悪臭を放ちます。
下水道施設が悪臭発生源というわけではなく、排水槽の構造や維持管理の問題で発生しているものが、ピルピット臭なのです。

臭いを放っておくとどうなる?

ピルピット臭を放っておくと、住民やテナントからの苦情・退去が発生し、周囲の建物イメージも悪化してしまいます。
定期清掃をしていても、原因を根本的に解決しない限り、いつまでも悪臭対策に悩まされてしまいます。
まだ悪臭問題が発生していないとしても、先に対策をしておくことで、予防しておくのは早い方がいいでしょう。
臭気の苦情は毎年1000件を超えています。
臭いの根本である排水槽の維持管理について、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

循環水流発生装置、WFSとは?

WFSによる浄化メカニズム

WFSとは一体どういった装置なのか。循環水流発生装置の効果についてご説明します。
『循環水流発生装置』とは、悪臭の原因となる、排水の水質の悪化を防ぐために、「循環水流」を発生させる装置です。
水の循環流による効率的な「酸素供給」で、『好気性微生物』を活発化させ、汚泥を分解し、
「空気振動」により、『嫌気性微生物』を活性化させ、油や有機物を分解させます。
WFSは両方の微生物を活性化させ、お互いを捕食させるため、微生物の死骸が残らず、悪臭を防ぎ、水質を保つ効果が期待できます。
今までは、微生物の特性をそれぞれ分けて水処理を行う方法しかありませんでしたが、WFSは両方を一度に賄うことが出来ます。
油を分解できるので、厨房排水槽などピット先に除害施設がある場合でも有効です。

WFSの導入事例とその効果

WFSを設置した場合の効果

実際にWFSを導入した3つの事例と、得られた効果についてご紹介していきます。
スカム層が40㎝以上になっており、清掃時に汲み取りが困難であった汚水槽に、WFSを設置したところ、7日程度でスカム層はなくなり、沈殿汚泥や悪臭が軽減。
厨房排水槽の、油分や有機物による、硫化水素の常時発生による悪臭も、WFS設置により軽減し、クレームの発生もなくなりました。
曝気装置を導入しているのにスカム・汚泥・悪臭が発生していた排水槽もWFSの導入で、改善の効果が見られました。
これらの導入事例から、WFSの導入効果が立証されています。

排水槽や浄水槽の循環水流発生装置、WFSとは?事例と導入効果をご紹介まとめ

WFS仕様

WFSは、排水槽や浄水槽の汚泥による悪臭発生の軽減・予防に効果的です。
一般的な曝気装置とは違い、『好気性微生物』と『嫌気性微生物』の両方を活性化させる「循環水流発生装置」という仕組みで、網羅的に水質を保ちます。
「WFSの導入を検討したい!」「WFSについて分からないことがある」という方は、『問い合わせフォーム』からお気軽にお問い合わせください。